台風に備える食料リスト!おすすめ非常食と備蓄のコツ
2025/06/23 00:00

台風に備える食料リスト!おすすめの非常食と備蓄のコツ|無添加調理 イシイの非常食・ミートボール

台風に備えて食料備蓄はしていますか?備蓄用の食料は、賞味期限が長く常温で保存できるレトルト食品や缶詰が基本です。最低3日分を目安に、普段から食べ慣れた食品を選びましょう。
この記事では、非常食の選び方や注意点、買い出しリスト、バランスの取れたおすすめの非常食セットなどをご紹介します。

台風に備えて「なぜ食料備蓄が必要なのか?」

台風の災害時、食料の確保は重要であり、しっかりとした準備が求められます。ここでは食料の備蓄が必要な理由に触れながら、どのような食料が適しているかを解説します。

● 台風で起こりうる停電・断水・物流ストップのリスク

台風が引き起こす災害には、停電・断水のほか、道路の冠水・崩壊があります。道路が使えないと輸送手段がなくなり、店舗に生活雑貨や食料品が届かなくなるリスクも生じます。

水道・電気・物流の生活インフラが同時に失われれば、食料の調理や保存すらも困難になるため、非常食の確保が不可欠です。


● スーパーやコンビニの棚が空になるリスク

台風によって停電や断水が発生すると、多くの人が食料確保に動き出します。そうなると店頭から食料品が一気に消え、数日分の食料が手に入らなくなることもあるでしょう。

道路が使用できず物流がストップすれば、食料品がいつ手に入るのかも予想が付きません。そのような事態に備えるためにも、非常食の備蓄は大切な心がけといえます。


● 非常時こそ「普段に近い食事」を備えて安心

災害時は精神的に負担が大きく、ストレスがたまりやすい環境にさらされます。そのような負担を軽減するには、「普段に近い食事」を摂れるよう準備しておくことがおすすめです。

普段から食べ慣れた食料品を多めに用意し、消費したら買い足す習慣をつけておくと、無理なく日常生活に取り入れられます。

台風に備えておきたい食料品「買い出しリスト」

台風に備えて、食料を備蓄する際は次のポイントを目安に準備を始めましょう。

● 最低3日分×家族の分を目安に備える
● 賞味期限が長いレトルト・缶詰・常温保存食
● 子どもでも食べやすいお菓子・飲料・補助食品

● 3日分×家族分を目安に備える

台風の災害発生からライフラインが復活するまで、最低でも3日はかかるとされています。そのため、少なくとも3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。大人1人あたり1日に必要な飲料水3Lに加え、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせた食事を確保しましょう。

乳幼児や高齢者への備えには、粉ミルクや離乳食、レトルトのおかゆなどそれぞれの状況に応じた食品を用意しましょう。特に食物アレルギーのある方は災害時に入手困難になることから、少なくとも2週間分の備蓄が必要です。


● 賞味期限が長いレトルト・缶詰・常温保存食

非常食には常温保存ができる賞味期限の長い食品を選択すると、災害時も扱いやすく、管理も簡単に行えます。

たとえばレトルト食品、缶詰、パックごはんなどを中心に備蓄しておけば、停電しても温めずに食べられるものが多く、食事を確保しやすくなります。あわせて、カセットコンロとガスボンベも準備しておきましょう。


● 子どもでも食べやすいお菓子・飲料・補助食品

子どもは災害時の不安やストレスによって食事が十分に摂れないことがあります。安心感を与えるため、食べ慣れたお菓子や飲み物を用意しておくと不安を軽減できるでしょう。

また栄養面を考慮した野菜ジュースやドライフルーツ、果物の缶詰など補助食品の備蓄も大切です。

【食料品買い出しリスト】

対象:大人2人、子ども2人(実質大人3人分として計算)
期間:3日間

品目 必要量 備考
飲料水 27L以上 1人1日3L×3人×3日分
お米 2kg 1人1食に約75g消費
パックご飯 18個 1人1日2個×3人×3日分
カップ麺 9個 1人1日1個×3人×3日分
レトルト食品 9袋 1人1日1袋×3人×3日分
缶詰 9缶 1人1日1缶×3人×3日分

ほかにも日持ちのする玉ねぎやじゃがいもといった野菜、調味料、梅干しやのり、野菜ジュースなども備蓄しておくのがおすすめです。ストレス緩和には、甘いお菓子やふりかけなどが大きな役割を果たします。

また災害時は炭水化物に偏りがちになるため、缶詰にはツナやサバ、コンビーフなどを選び、栄養面にも配慮しましょう。

◆ 迷ったらこれ!石井食品のおすすめ非常食

非常食は家族全員が手軽に食べられる食品が適しています。
たとえば次のような商品は、水や温めるなどの調理が不要で、非常食におすすめです。

常温保存ミートボール 5袋(常温品)

国産若鶏100%使用、無添加調理(※)で作られたミートボール。常温保存OKで火や水も不要、子どもも食べやすく、家族みんなで美味しく楽しめます。
※石井食品の製造過程においては、食品添加物を使用しておりません。

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常温保存チキンハンバーグ 5袋(常温品)

国産若鶏100%使用の無添加調理(※)で作られたハンバーグ。こちらも常温保存ができ、温めずにそのまま食べられるため、災害時の備えに適しています。火や水を使わずに食べられるので、家族みんなで安心して美味しくいただけます。
※石井食品の製造過程においては、食品添加物を使用しておりません。

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非常食Cセット(約4年保存)(常温品)

水なしでそのまま食べられる玄米がゆと2種のおかず入り。味にバリエーションがあり、手間いらずで、家族みんなでおいしく食べられる非常食セットです。

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備蓄に向いている非常食の選び方

備蓄に向いている非常食は管理のしやすさだけでなく、食べやすさや味付けにも注目してみましょう。

● 賞味期限・加熱の有無・開封のしやすさ

非常食に向いている食品を選ぶには、次の3つのポイントを確認します。

1)賞味期限の長さ:最低でも6ヶ月以上
2)加熱や調理用水の有無:温めずに食べられる食品・カセットコンロで調理できる食品・調理に水が不要の食品
3)開封のしやすさ:缶切り不要のプルトップ式・道具不要で簡単に開けられるパッケージ

道具や調理不要で食べられ、長期保存が可能な食品が非常食に向いています。
また、よく使われるアルファ化米などは軽くて保存性も高い一方、調理に水を必要とします。台風や停電で断水したとき、「ご飯を食べるために飲み水を使う」のはちょっともったいない気がしますね。最近は“そのまま食べられる非常食”が注目されていて、開けてすぐに食べられるリゾットなどが人気です。 「水なしで食べられるか」も、非常食選びの大事なポイントです。


● 賞味期限が長いレトルト・缶詰・常温保存食

非常食には常温保存ができる賞味期限の長い食品を選択すると、災害時も扱いやすく、管理も簡単に行えます。

たとえばレトルト食品、缶詰、パックごはんなどを中心に備蓄しておけば、停電しても温めずに食べられるものが多く、食事を確保しやすくなります。あわせて、カセットコンロとガスボンベも準備しておきましょう。


● “味がイマイチだった”で失敗しない試食の大切さ

災害時は大人でも精神的に疲弊するもの。普段以上に食品の味に配慮し「食欲がわかない」という事態を防ぐことがポイントです。

特に子どもがいる家庭では好きな食品や飲み物を非常食として備蓄しておくと、いざというときも抵抗なく食べられるでしょう。非常食の定期的な試食会を開くのも、防災意識を高める良い機会になります。


● 避けたい食品の特徴(匂いが強い・手間がかかる など)

避難所や狭い空間で大勢の人が生活を共にするときは、匂いの強い食品は避けたほうがよいでしょう。

また、調理に多くの水や長時間の加熱が必要なもの、特殊な調理器具を使うものも災害時には不向きといえます。


● 食物アレルギー・制限食がある家庭

食物アレルギーや慢性疾患などで制限食がある人へは、非常食に特別な配慮が必要です。

この場合は、少なくとも2週間分を用意していざというときに備えましょう。

◆ アレルゲンフリーの非常食ってあるの?

食物アレルギーに配慮した非常食は近年増えつつあります。
石井食品では、次のようなアレルゲンフリーの商品を提供しています。

リゾット3種セット

水なしでそのまま食べられる!国産うるち玄米使用の、ボリューム満点リゾット3食分。非常食やアウトドアにもおすすめ。

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食物アレルギー配慮 いっしょがいいね 野菜入りハンバーグ ブラウンソース

食物アレルギー配慮食品「いっしょがいいね」シリーズ。国産若鶏を使ったミニサイズのハンバーグです。

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食物アレルギー配慮 いっしょがいいね プチミート トマト味 5袋

食物アレルギー配慮食品「いっしょがいいね」シリーズ。国産若鶏を使った一口サイズの食べやすい肉団子です。

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いずれも卵や乳成分、甲殻類などを使用しておらず、調理に火や水が不要で食べられる商品です。子どもでも食べやすいため、非常時の備蓄としておすすめです。偏った味ばかりを準備しておくと飽きが来てしまうため、家族で無理なく食べられるよう、さまざまな種類を備蓄し、災害時も食事の負担を減らせるよう準備しておくことをおすすめします。

実践!台風に備えて無理なく続けられる備蓄の工夫

「非常食」として備蓄を意識しすぎると、いつの間にか賞味期限が切れてしまっていたということも珍しくありません。

いざというときに慌てることがないよう、非常食の管理と備蓄を無理なく続けられる方法を見ていきましょう。

● 賞味期限切れに注意!管理のコツとチェック方法

備蓄した食料品の賞味期限切れを防ぐには、古いものから消費し、食べたらその分を買い足す「ローリングストック法」がおすすめです。

例えば、1ヶ月に1回、同じ種類の非常食を並べ、賞味期限の近いものから決められた個数を食べていけば、賞味期限切れを防げます。


● ローリングストックでムダなく備える方法

ローリングストックを成功させるポイントは、まず最低限の備蓄数を決めることです。「パックご飯は常に10個以上」「レトルト食品は常に10個以上」といったルールを最初に決め、この数を下回ったら買い足すようにします。

賞味期限切れを防ぐには、前述した「古いものから順番に消費する」方法が有効です。


● 備蓄収納のコツ

備蓄品の収納は「分散収納」が基本です。まとめて収納すると災害時に取り出せなくなる恐れがあるため、家族が普段過ごす場所に分散させて収納しましょう。

ラベルで中身を明記し、わかりやすい配置を心がけると、いざというときに慌てずに取り出せます。

石井食品のおすすめ非常食・ローリングストック

非常食のセット商品は、災害時の食事をバランス良くサポートする組み合わせで構成されています。

「まずはどのようなものを備蓄すればよいのかわからない」「手軽なセット商品で備蓄したい」という方向けに、石井食品の非常食セットをご紹介します。

  • 非常食19品セット(非常食3日分13品+ミートボール・ハンバーグ6品)

    賞味期限約4年の玄米がゆやリゾット、約320日常温で保存できるミートボール・ハンバーグなど、バランスの取れた19品のセット商品です。
    全ての商品は調理に火や水が不要で、備え付けのスプーンですぐに食べられるため非常食にもぴったり。さらに長期保存・常温保存が可能で、子どもから大人まで満足できる内容です。

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  • 非常食3日分セット1人分(9食)

    国産うるち玄米を使用したおかゆとバラエティ豊かなおかずを組み合わせた、9食分の非常食セット商品です。
    おかずは、「甘辛豚肉」「きのこの佃煮」「四目野菜のネギ油ピリ辛煮」など、飽きのこない味付けで、災害時でもおいしく食事できます。

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  • ローリングストックおすすめセット

    子どもが大好きなミートボールやハンバーグ、さらにミートボール入りカレーを各8袋ずつセットにした、日常使いにおすすめの商品です。
    常温で保存できて、ローリングストックに適しています。非常食以外にもお弁当や急な食事の準備、アウトドアでも活躍するセットです。

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  • 野菜のお粥 potayu(ぽたーゆ)9袋セット(3種×3袋/常温品)

    栄養価の高い玄米を使用し、トマト・かぼちゃ・とうもろこしの3種類の野菜おかゆを詰め合わせた、体に優しい9袋セット。
    トマト味にはチキンと3種のビーンズ、かぼちゃ味には小豆、とうもろこし味にはじゃがいもが入り、食べ応えも十分。野菜不足になりがちな災害時の栄養補給に役立つ、優しい味わいの商品です。

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食料だけじゃない!一緒に備えておきたい日用品

災害時には食料だけでなく、調理や衛生管理に必要な日用品の備えも欠かせません。

具体的に必要なアイテムを解説します。

● カセットコンロとガスボンベは必須アイテム

停電時には電子レンジやIHコンロが使えないため、カセットコンロがあると非常食の加熱・お湯を沸かすのに役立ちます。

ガスボンベは、少なくとも1週間分(気温10度前後で大人2人分/9本程度)を目安に備蓄しておきましょう。


● 使い捨て食器・ラップ・ウェットティッシュも忘れずに

断水時は食器が洗えなくなるため、紙皿や紙コップ、割りばしなどの使い捨て食器を活用したり、ラップをお皿に敷いて使ったりすれば、衛生的に食事ができます。

またウェットティッシュも、手洗いや食器を洗浄する水の代わりとして活躍するアイテムです。


● 冷蔵庫が使えない場合の保冷・保存対策

冷蔵庫が使えないときは保冷時間を延ばすため、保冷材や冷凍食品などを冷蔵室の上段に置き、冷気が下へ流れるように工夫しましょう。

冷蔵庫は開閉しなければ、停電時でも2~3時間は保冷がキープされます。必要なときだけ開けるようにし、中の冷気を外へ逃がさないようにすることも大切です。

まとめ

台風による停電や断水、物流の停止に備えるには、食料や日用品の計画的な備蓄が欠かせません。普段から食べ慣れた食品を中心に、保存性や手軽さを重視して選ぶのがポイントです。

非常時でも安心して過ごせるよう、家族のライフスタイルに合わせた備蓄を進めておきましょう。

<参照>
今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方 | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html

夏休み!学童のお弁当の簡単おかずアイデア5選
2025/06/23 00:00

夏休み!学童のお弁当に使える簡単おかずアイデア5選|無添加調理 イシイのミートボール・とりそぼろ

1ヵ月以上ある夏休み!この期間は給食がないため、学童に通う子どもに持たせるお弁当を毎日用意する必要がありますが、レシピを考えるのもひと苦労ですよね。さらに、暑い時期だからこそ、完全に冷ましてから詰めたり、保冷剤を活用したりと、衛生面にもさまざまな工夫が求められます。

今回は、子どもが安全においしく食べられるお弁当作りのコツを詳しく解説!また、記事の後半ではおすすめのおかずアイデアについてご紹介します。

夏休み学童のお弁当づくり、ここに気をつけよう

夏休み中、学童に通う子どもたちが毎日持参するお弁当は、高温多湿で食中毒のリスクが高まるため、普段以上に注意が必要です。

夏場ならではの注意点やリスクをご紹介します。

● 暑さと湿気で上がる食中毒のリスク

夏は気温・湿度ともに高く、食中毒を引き起こす細菌が活発になる季節です。6月から8月にかけて繁殖する細菌の代表例として、O157やサルモネラ菌など多くの種類があります。

これらの細菌は気温20℃から活動をはじめ、人の体温に近い35~40℃で最も繁殖が盛んになります。朝作ったお弁当を昼に食べる学童では、とくに夏は注意が必要な季節です。


● 冷蔵庫や電子レンジが使えない環境が多い

食中毒予防の基本は「低温保存で菌を増やさない」「加熱処理で菌をやっつける」の2つ。しかし、多くの学童では冷蔵庫や電子レンジなどの設備が整っていません。

冷蔵庫での保存や食べる前の温め直しができない環境だからこそ、お弁当の内容や詰め方を工夫し、食の安全対策をしっかり行う必要があります。


● 食べるまでに時間が空き、常温放置されやすい

食品衛生上、調理した食品は調理終了後から2時間以内に食べることが望ましいとされています。

一方で、例えば朝6時ごろに作り、学童で昼12時ごろに食べるといったケースもあるため、長時間保存に適した作り方が求められます。

夏休み学童のお弁当作りで押さえたいポイント

夏休みの学童に持参するお弁当は、次の6つのポイントを押さえて作りましょう。

1. 完全に冷ましてから詰める
2. 冷凍食品・冷蔵食品を保冷剤代わりにする
3. 保冷バッグ+保冷剤で温度上昇を防ぐ
4. 匂いが出にくいおかずを選ぶ
5. 梅干しや酢で抗菌効果をプラス
6. 夏場に避けたい食材は入れない

● 温かいままはNG!完全に冷ましてから詰める

調理したごはんとおかずを温かいままお弁当に詰めると、湿気がこもり、細菌が繁殖しやすくなります。そのため、温かいごはんとおかずは完全に冷ましてから詰めるようにしましょう。

時間がないときはバットに広げて冷ましたり、扇風機を使ったりして効率よく冷ますのもおすすめです。


● 自然解凍OKの冷凍・冷蔵食品を保冷剤代わりに

自然解凍で詰められる冷凍食品や、冷蔵庫から出したばかりの冷たいチルド品(ミートボールなど)は、夏のお弁当に便利なアイテム。凍ったまま・冷たいまま詰めることで保冷剤代わりにもなり、お弁当全体の温度上昇を抑えてくれます。食べる頃には自然に解凍・常温に近づいているため、レンジ調理の手間も省けて一石二鳥です。

ただし、再冷凍は品質劣化や衛生面でリスクがあるため、使用する分だけを清潔な手で取り出すようにしましょう。


● 保冷バッグ+保冷剤で温度上昇を防ぐ

冷蔵庫や電子レンジがない学童では、保冷バッグと保冷材を使ってお弁当の温度上昇を防ぎましょう。保冷材は複数個用意し、お弁当の上下に配置すると効果的です。

最近ではフタが保冷材になるお弁当箱も登場しており、手軽に保冷効果を高められます。暑い夏場はとくに、保冷バッグと保冷剤での温度管理が必須です。


● 匂いが出にくいおかずを選ぶ

暑い季節は食品の匂いが強まりやすくなるため、室内で食べる学童では周囲への配慮が欠かせません。また、強い匂いを発する食材は傷みやすい傾向があるといわれており、お弁当には匂いがでにくいおかず選ぶことが大切です。

たとえば、卵焼きやゆでた鶏のささ身、野菜などは比較的匂いが抑えられ、夏のお弁当に適しています。学童のみんなで楽しくお弁当の時間を過ごせるよう、匂いが出にくいおかず選びを心がけましょう。


● 梅干しや酢で抗菌効果をプラス

梅干しや酢などの酸性の調味料には抗菌作用があるといわれており、夏場のお弁当作りに積極的に取り入れたい食材です。また細菌の繁殖を抑える効果が期待できるだけでなく、さっぱりとしたものが食べたくなる暑い季節にもぴったりの食材ともいえます。

酸味が強すぎると子どもが嫌がる場合があるため、梅肉を少量混ぜたおにぎりや、マイルドな酢の物など、抵抗なく食べられるよう味付けを工夫してみましょう。


● 夏場に避けたい食材

夏のお弁当では、次のような傷みやすい食材を避けることも大切です。

● 魚介類:肉類と比べて鮮度が落ちやすく傷むスピードが早い
● 生野菜や果物:水分が多く時間が経つと細菌が繁殖しやすい
● 半熟卵:完全に火が通っていないためサルモネラ菌発生のリスクがある
● 煮物:汁気が多いため細菌が繁殖しやすい

またマヨネーズやケチャップを使ったおかずも、夏は避けたほうが安全です。


忙しい朝に助かる!時短でつくる簡単おかずアイデア

朝に準備する学童のお弁当作りは、効率的な時短テクニックで乗り切りましょう。

前日の準備や冷凍食品の活用、保冷効果のあるアイテムを上手に使うことで、忙しい朝でも安全でおいしいお弁当を作れます。

● 前日夜の下ごしらえで冷ます時間を短縮

前日の夜にお弁当の下ごしらえをしておけば、朝の調理時間と冷ます時間を大幅に短縮できます。たとえば、野菜のカットや下味をつけるといった作業だけでも、翌日の手間や時間を減らすことが可能です。

計画的な準備で、朝の負担を軽減しましょう。


● 冷凍・冷蔵食品と手作りおかずを組み合わせる

冷凍・冷蔵食品を上手に活用すれば、時短と安全性を両立できます。最近では自然解凍できる冷凍食品に加え、冷たいまま詰められるチルド品(ミートボールなど)もあり、手軽に使えるのが魅力です。これらに簡単な手作りおかずを組み合わせることで、栄養バランスの取れたお弁当が完成します。

ただし、自然解凍できる表示のない冷凍食品は必ず加熱し、しっかり冷ましてから詰めることが重要です。

例えば、唐揚げやハンバーグ、ミートボールなどの冷凍・冷蔵食品に、卵焼きやミニトマトを加えるだけで、彩り豊かで食べやすいお弁当になります。


● 冷凍ゼリーを“保冷材代わり”に活用

冷凍ゼリーは、お弁当の保冷効果と食後のデザートを兼ね備えた便利なアイテムです。凍ったままお弁当に入れれば、時間が経つにつれて程よく解凍され、ひんやりとした食感を楽しめます。

また、適切な温度管理をすることで、お弁当全体の傷みを防ぐことができます。冷凍ゼリーを活用しながら、保冷剤や保冷バッグも併用し、安心して持ち運べるよう工夫しましょう。


夏休みにおすすめ!傷みにくい簡単おかず5選

学童のお弁当には、しっかり火を通した肉類を使ったおかずがおすすめです。市販の冷凍・冷蔵食品を活用すれば時短になり、忙しい朝でもお弁当が簡単に完成します。

ここでは傷みにくく、子どもにも人気のおかずアイデアをご紹介します。

チキンハンバーグのミニバーガー

チキンハンバーグを使った簡単ミニバーガーは、学童のランチにぴったりのメニューです。チキンハンバーグは温め不要のため、袋から出してそのままパンにはさむだけ。

さらにチーズもプラスすれば、子どもが大好きなミニハンバーガーが簡単にできあがります。冷蔵庫から出した冷たいチキンハンバーグをそのまま使うことで、保冷効果も期待できます。

詳しいレシピはこちら

このレシピに使われている商品


ミートボールと水切りヨーグルトのショートパスタ

暑さで食欲が落ちやすい夏にぴったりの、酸味のきいたショートパスタメニューです。ミートボールを袋の上からつぶし、しっかりと水切りしたヨーグルトとショートパスタを混ぜ合わせることで、簡単にヘルシーなサワークリーム風パスタが作れます。

仕上げはオリーブオイルとこしょうで味を調え、酸味の効いたさっぱりとした味わいに仕上げましょう。冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。

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とりそぼろの卵焼き

とりそぼろを活用した栄養満点の卵焼きは、たんぱく質がアップし、成長期の子どもにもおすすめのおかず。とりそぼろだけで味付けできるので、忙しい朝でも手軽に作れます。

卵は夏場の食中毒を防ぐため、弱火でじっくりと中まで焼き上げましょう。卵焼き器を使って端からくるくると巻いていき、3回に分けて焼くことできれいに仕上がります。

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朝ミートボールのスペイン風オムレツ

朝ミートボールを使った食べ応え抜群のオムレツです。じゃがいもやにんじんなどの野菜も一緒に摂れるため、栄養バランスも良好。

野菜は電子レンジで下茹でし、卵液と混ぜてフライパンで焼くだけの簡単調理で完成します。ふたをして蒸し焼きにし、中まで完全に火を通しましょう。見た目も華やかで、お弁当にもぴったりな1品です。

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チキンハンバーグのロコモコ

ハワイ風のロコモコをお弁当にアレンジした、ボリューム満点のメニュー。調理済みのチキンハンバーグで時短でき、お腹をすかせた子どもたちも大満足の1品です。

パプリカや玉ねぎなどの野菜を炒めてご飯にのせ、その上にチキンハンバーグと目玉焼きをトッピングすれば彩り豊かなお弁当が完成します。

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まとめ

夏休みに学童へ持参するお弁当は、食中毒対策が欠かせません。ごはんやおかずを完全に冷ましてから詰めたり、保冷バッグと保冷剤を活用したりと、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。

調理済みのチキンハンバーグやミートボールなどの食材を活用すれば、忙しい朝でも食中毒対策を行いながら時短が可能です。子どもたちの楽しい夏休みをおいしく安全なお弁当でサポートしていきましょう。

<参照>
食中毒予防の原則と6つのポイント | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/

大量調理施設衛生管理マニュアル|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000139151.pdf

お弁当づくりによる食中毒を予防するために:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html