知っておきたい!テレワークやリモートワークの時間管理術と昼食の工夫
2021/10/15 00:00

知っておきたい!テレワークやリモートワークの時間管理術と昼食の工夫

新型コロナウイルス感染症の流行により、テレワーク・リモートワークが普及して1年以上が経過しました。
週5日間すべてテレワークで働いている人は少なくなっていますが、週の何日かはテレワークを継続している企業もあるようです。
今回は、週3日以上テレワークをしていたママ4名に、テレワーク時の時間管理や昼食をどうしていたかについて聞いてみました。

こんなとき、テレワーク・リモートワーク中の時間管理が難しいと感じた

在宅で仕事をすることは、通勤時間がないことや育児・介護と両立しやすいこと、業務の効率化、ワークライフバランスが充実することなどのメリットがある一方で、コミュニケーション不足になりがちなことや勤務時間とプライベートの線引きがつきにくいというデメリットがあります。
多くのリモートワーカーが、仕事の合間に家事をはさむことで集中力が途切れてしまったり、時間管理に難しさを感じたりしているようでした。
実際に時間管理の難しさを感じたのはどんなときだったのでしょうか。

👩オンライン授業のサポートに時間を取られた

「夏休み明けから行われた、子どものオンライン授業。タブレットに慣れない子どもたちのサポートに追われて大変でした。オンライン授業の2週間は、ほとんど仕事ができませんでした。」(40代・小学2年生と小学3年生の母)

👩保育園休園で子どもの相手をしながらの仕事に疲弊

「娘の通う保育園で陽性者が出たため、保育園が2週間の臨時休園になりました。幸い私は週4回、夫も週2回のテレワーク中だったので、当初は“子どもを見ながら自宅で仕事ができて助かるね”などと話していましたが、考えが甘かったです。まだ3歳なので、ひとりで遊ぶのも難しく、日中のほとんどの時間が子どもの世話に。夫はオンラインでのミーティングも多く、ほぼワンオペ状態でした。日中できなかった仕事は深夜や明け方に行いました。そのため、睡眠時間は3時間ほどに。体がきつかったです。」(30代・3歳児の母)

👩あっという間に1日が過ぎていった

「オンライン会議の資料作りの合間に食事の支度をしたり、メールを返信の合間に洗濯物を干したりと、仕事の合間に家事をするので、いつもより何倍も仕事に時間がかかりました。気づくといつも夕方で、通勤していたときよりも時間に追われている感じがしました。日々、在宅勤務での時間管理の難しさを感じていました。」(40代・小学2年生と小学5年生の母)

👩昼休憩に時間を割き過ぎてしまった

「お互いにリモートワーク中の夫との昼食を作って、食後にコーヒーを飲んでほっと一息してから食器を片付けて……などとやっていたら、すぐに2時間半が経過! オフィス勤務のときはきっちり1時間だった昼休憩を長く取り過ぎてしまい、その結果、仕事も積もり積もっていきました。そうこうしているうちに、学童を自主的に休ませていた息子が帰宅しておやつを出したり宿題を見たりしていたら、仕事する時間なんてない!という状態に陥りました。」(30代・小学1年生の母)

在宅勤務中の時間管理、こうしていました

みなさん、テレワークやリモートワーク下での時間管理の難しさを感じながらも、効率よく進めるために模索。どのような工夫で乗り越えたのでしょうか。

👩大事な仕事は朝のうちに終わらせた

「朝4時起きで3時間を集中タイムにしました。家族も寝ているし、チャットやメールも入らないので、誰にも邪魔されずに仕事に打ち込めました」(40代・小学2年生と小学3年生の母)

起床後3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、集中力がアップし、作業効率が上がるとされています。実際に家族が起きてくるまでに1日の仕事の半分を終わらせたり、カロリーが高めの難しい仕事を終わらせたりしていたという声が聞かれました。

👩夫と育児・家事分担をしっかり行った

「午前10時~12時までは夫、午後2時~4時までは私の仕事タイム。この時間は一切の家事・育児がら離れて仕事に打ち込む時間と決めて、お互いに協力しながら仕事にしっかり集中する時間を捻出しました」(40代・小学2年生と小学5年生の母)

1日のうちにたとえば「2時間」と時間を決めたら、その2時間は夫婦のうちひとりが育児と家事を行い、もうひとりは仕事に打ち込む時間に。2時間は必ず集中して仕事に取り組む時間をつくることで、乗り切ったという声もありました。

👩家事は週末にやると決めた

「家にいるとつい、部屋の汚れが気になったり、溜まる洗濯物が目に入ったりしましたが、そこはガマン。実際に子どもの世話でそれどころではなかったということもありますが、洗濯と掃除は週末にまとめてやっていました」(30代・3歳児の母)

仕事の合間に家事をはさむのは非効率と考え、洗濯や掃除などの家事は、オフィス勤務のときと同じように週末にまとめて行うようにしたという人も。

👩昼食はパッとつくれるものに

「昼休憩に時間を割き過ぎてしまったので、お昼は温めるだけで食べられるレトルトのおかずを用意するようにしました。それだけで30分ほどの時短になり、仕事の進み具合も変わりました」(30代・小学1年生の母)

「子どものオンライン授業中は、仕事の合間に用意する家族4人分の昼食が負担に。ソースを和えるだけのパスタが大活躍しました」(40代・小学2年生と小学5年生の母)

今回お話を聞いたリモートワーカーママ4人とも、ランチの後は午後の仕事にさっと戻れるように、簡単なものを用意する工夫をしたとのことでした。

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昼食はサッとおいしくいただいて、午後の仕事も集中力をキープしながら取り組みましょう。

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忙しい子育て世代や共働き家庭にもおすすめです。

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コロナ禍をきっかけにして、テレワークが普及し、私たちの働き方は多様化しました。
ところが、テレワーク中の時間管理の難しさを感じている人は少なくないことが明らかになりました。
朝活など生産性を上げるための施策のほか、夫婦での協力や時短ランチなど、限られた時間の中でうまくやりくりすることが欠かせません。
ご家庭に合った方法で、仕事も家事も心地よく取り組んでいけるといいですね。

著者:羽田朋美(はねだ・ともみ)

編集者。編集プロダクション「Neem Tree」、一軒家写真館「Neem Tree Studio」運営。出版社時代は、ティーン誌やママ雑誌の編集長を歴任。2013年に独立後は、ママ媒体や暮らしのメディアを中心に、書籍、雑誌、ムック、web、広告の企画・執筆・編集を行う。5歳・小1・小5の男児の母。

【NeemTree MAGAZINE公式HP】
https://www.neemtree.jp