今回は『5つの産地を巡る新茶セット』を、急須なしで飲み比べする方法をご紹介します。
イシイのオンラインストアのスタッフが、社内の有志の部活『お茶部』で実際にこのセットをつかって飲み比べを行った時の写真がこちら。
急須が6つ、耐熱ビーカーが4つ、グラスと保温できる水筒が並んでいます。
📝 目次-Contents-
飲み比べは茶器の準備が大変?
5種類のお茶を比べるために、急須が5つ、氷出し用の宝瓶(ほうひん)という急須が1つ、急冷で飲むためのビーカー、ここにはうつっていない水出し用のボトル2本…など、とても用意するものが多い…!
ご自宅でお客様にいっぺんに飲み比べていただくには、急須を5つも6つもご用意いただくのは大変!
必要な道具が多すぎるので、もっと少ない道具で飲み比べができる方法を調べてみました。
シンプルな淹れ方、あります
一番シンプルな淹れ方は、「お茶碗やマグカップに直接茶葉を入れ、抽出したものを茶こしで漉して飲む」という方法。これなら茶こし1つあれば後はマグカップや湯飲み(紙コップ)などが10個あれば、ご自宅に急須がなくても飲み比べができます。
丁寧に急須で1煎ずつ淹れるのは、もちろん美味しくいただけるのですが、いろんな種類を一度に比較してみるとお茶の水色(すいしょく)や、味・香りの違いがよくわかるので、ぜひチャレンジしてみてください。
用意するもの
お茶碗やマグカップ、耐熱グラスはお揃いのものがなくても、数が揃っていればOK!
【茶こしを使った簡単なお茶の淹れ方・用意するもの】
・5つの産地を巡る新茶セット
・耐熱の器(湯冷ましやマグカップ、紙コップなど)×10個
・茶こし(100円ショップでも手に入ります)
・保温できるタンブラーや水筒
・計量カップ×1個
・はかり(あれば)
・時間をはかるもの(スマホのタイマー機能でもOK)
・台ふきん
・熱湯
お茶を淹れる手順
①お茶を量る(はかる)
1煎分のお茶(5g)を5種類、先に量っておきます。
新茶セットの中に、産地ごとの説明が書いてあるリーフレットが入っています。
量った茶葉とリーフレットを写真のように並べると、分かりやすいのでおすすめです。
②お湯の温度を調整する
沸騰したお湯を、保温できるタンブラーや水筒に入れ、お湯の温度を下げます(90℃→80℃)。
タンブラーから計量カップにお湯を注ぎ、120ccを量り、お湯の温度をさらに下げます。(80℃→70℃)
※器から器へ一度移し替えるごとに、約7~10℃ほどお湯の温度が下がるといわれています。
③1種類ずつお茶を抽出する
②で冷ましたお湯を茶葉が入った器に注ぎ、パッケージの裏面に書いてある時間(お茶によって30秒~80秒)で抽出します。※5種類いっぺんに淹れると、それぞれのお茶の抽出時間がわからなくなるので、1種類ずつ淹れていくことをおすすめします。
④抽出したお茶を、飲むためのカップにうつす
飲むためのカップに茶こしをセットして、抽出したお茶を全部うつします。
※ここでお茶を注ぎきると、2煎目・3煎目も美味しくいただけます。お湯のポタポタが落ち着くまで、少し待ちましょう。
グラスの右のあたり、茶葉とお茶がこぼれています…。
お湯の温度はだいぶ下がっていますが、やけどにはご注意ください。
台ふきんの用意をお願いしたのは、このようにこぼれるからです。急須など専用の道具ではないので、どうしてもこぼれてしまいます。
5種類淹れ終わったところ。時間が許せば2回目・3回目の味わいの変化も楽しんでみてください。
⑤できあがり
5種類①~④の淹れ方を繰り返して、できあがりです。
1煎ずつ丁寧に淹れていくのは少し時間もかかりますが、ぜひ30分~1時間くらいかけてゆっくりと楽しんでみてください。
飲んでみた感想
実際に体験してみた方に感想を伺うと、、「○○と○○の産地が好きだった」「○○が慣れ親しんだ味だった」「自分の好みがわかるとお茶のツウになったような気持ちになれる」など、皆さん味や香りの違いを感じられて、飲み比べを楽しんでいただけているようです。
「新茶の味はこんな味」と1つの強いイメージが浮かぶ方こそ、このセットで日本茶の多様性を体験してみてください。
冷たい物をとりがちな夏。 お疲れモードの体を、ほっとできるお茶で労わってあげてはいかがでしょうか。
お茶の甘み・旨みが楽しめる「水出し」や「氷出し」もぜひチャレンジを。
『5つの産地を巡る新茶セット』はイシイのオンラインストアでお求めいただけます。