「伝統的なおせちを味わい、子どもにお正月の文化を感じて欲しい」と願う親御さんも多いでしょう。しかし大人向けのメニューが多いおせちでは、飽きてしまったり、あまり食べたがらない子どももいます。おせちが多様化してきた現代では、子どもが喜ぶおせちも多く販売されています。子どもが喜ぶおせちとは、どのようなものでしょうか。
子ども・幼児が喜ぶおせちとは?
昨今、各社でおせちが多様化してきている影響もあり、子ども向けのおせちも多様化しています。
伝統的なおせちメニューに加え、子どもが好きなメニューが入っていたり、人気のキャラクターがあしらわれた重箱もあります。また重箱だけでなく、蓋を開けて歓声が上がるようなおせちも増えています。かまぼこにキャラクターの焼き印が押されていたり、キャラクターの形に飾り付けされた人参など、大人も思わずにっこりしてしまうような愛らしいおせちも。さらに食物アレルギーを持つ子どもに配慮したおせちや、無添加調理のものなど、多種多様なおせちが販売されています。
具体的にどのようなおせちが販売されているのか、ご紹介します。
子ども・幼児が喜ぶメニュー
従来は、おせちというと伝統的なメニューばかりで、子どもは食べたがらないことも多くありました。しかし、最近のおせちは三色団子やハンバーグ、甘くてふわふわ食感の伊達巻など、子どもが喜ぶメニューや味付けのものも増えています。
【たまご焼き(伊達巻き)】
子どもに人気の理由
ふわっとした食感と甘くておいしい味わいが、子どもに喜ばれます。見た目も鮮やかで美しいため、食卓が華やかになります。
ポイント
甘さを引き立たせることで、さらに子どもが食べやすくなります。
【黒豆】
子どもに人気の理由
甘くてふっくらとしているのが好まれる決め手です。他のおせち料理との色のコントラストがあり、子どもの目を引くのも特徴です。
ポイント
口当たりが良いように甘めにして柔らかく煮ると食べやすいでしょう。
【数の子】
子どもに人気の理由
コリコリ、プチプチとした食感の良さと黄色の華やかな色合いが好まれる理由です。
ポイント
塩抜きをするだけでなく、みりんを利かせて甘めの味付けにすると食べやすくなります。
【かまぼこ】
子どもに人気の理由
かまぼこは紅白に色付けられたおせちならではの色のコントラストが好まれます。ほんのりした甘さも子どもが喜ぶ理由です。
ポイント
薄めにスライスして弾力を気にせずに食べられるようにすると箸が進みます。
【いくらの醤油漬け】
子どもに人気の理由
色鮮やかで華やかないくらの醤油漬けは、楽しい見た目で子どもに人気です。プチプチとして独特の食感も好まれる理由です。
ポイント
新鮮で色合いが良く、塩味が薄めのいくらが子どもに喜ばれます。
【果物のゼリーやフルーツ】
子どもに人気の理由
甘くて香りも良くて美味しいデザートで、おせちに彩りを加えるアクセントにもなります。これにより、小さな子どもがおせちに興味をもつきっかけになることもあります。
ポイント
色とりどりのゼリーやフルーツを用意すると、子どもに喜ばれます。
【お餅】
子どもに人気の理由
膨れたり、のびたり、楽しく食べられるのがお餅の特徴です。さらに、きな粉餅やあんこ餅、磯部餅などのさまざまな味付けがあることも、好まれる理由です。
ポイント
きな粉をつけたり海苔を巻いたり、好きなお餅を一緒に作ることで、家族みんなで楽しむ時間を過ごせます。
子ども・幼児が喜ぶキャラクター
人気のキャラクターの形にあしらわれた重箱や、重箱の蓋や側面にキャラクターが描かれているなど、届いた時からワクワクするようなおせちもあります。おせちはあまり好きではないという子どもも、大好きなキャラクターがあしらわれていれば、また違った反応をするかもしれません。
キャラクターをかたどった人参などのメニューや、焼き印が押されたプリンやかまぼこなど、食べてしまうのがもったいないと感じてしまうものも。普段食べない野菜であっても、大好きなキャラクターがかたどられていれば、喜んで食べる子どももいるでしょう。つい大人が食べてしまって、怒ってしまうこともあるかもしれませんね。
また、キャラクターがデザインされた風呂敷に包まれているものもあり、おせちを開ける日を楽しみに過ごす子どももいるでしょう。
子ども・幼児にやさしいアレルギー対応・無添加調理
子どもによっては、食物アレルギーを持っていることもあるでしょう。食べないよう気をつけていても、大人数でおせちをつまんでいて目を離してしまい、うっかり食べてしまった……となると大変です。美味しく縁起のよいおせちを、あれこれ気遣わなくてよいよう、食物アレルギーに配慮したおせちを選ぶのもおすすめです。気遣いを減らし、ゆったりと笑顔でおせちを食べることができるでしょう。
また子どもに「本当においしいおせちを食べてもらいたい」と願う親御さんも多いのではないでしょうか。そのためには、おせちに使われている原材料を見ることが大事です。原材料にうま味調味料や合成着色料、合成甘味料などを含まない無添加調理(※)のおせちであれば、素材本来の味を楽しむことができます。
※石井食品の製造過程においては、食品添加物を使用しておりません。
子ども・幼児が喜ぶおまけ付き
おまけ付きのおせちは、子どものいるご家庭におすすめです。大好きなキャラクターの小皿などがおまけとして付いていれば、おせちの時期が過ぎても、ずっと使い続けることができます。また、福笑いや紙風船など、お正月らしいおもちゃがついているおせちもあります。子どもが家族や親戚と過ごすお正月のひと時が、より楽しくなるでしょう。
子どもが喜ぶおせちをつくるコツ
子どもと一緒に楽しむおせちをつくるには、子どもが喜ぶように工夫を凝らすことが大切です。ここでは子どもが喜ぶおせちをつくるコツを紹介します。
色とりどりで見た目を楽しくする
おせちは、目を引くように色とりどりの美しい食材を使用するのがコツです。子どもが興味を持って食べたくなるようなおせちに仕上げましょう。華やかに仕上げるためには、いくら、伊達巻、かまぼこといった赤や黄色、白などの明るい色合いの食材を使うのがポイントです。コントラストをつけるために、黒豆やハンバーグなどの黒や茶色の食材も合わせると良いでしょう。
味付けを子ども向けにする
おせち料理の味付けは、子どもが好きな仕上がりにするのがおすすめです。全体的に甘みのある料理にして、塩辛くなり過ぎないように気を付けましょう。大人が自分たちで食べたい味付けにしてしまうと、子どもが好まない場合があります。おせちに興味をもってもらうという視点を持って、子ども向けの味付けにするのがコツです。
子どもにも食べやすくする
料理一つ一つの大きさや食感を考えて、子どもにも食べやすくしておくと良いでしょう。小さめに切って一口で食べられるようにしたり、スライスする厚さを変えて食感を整えたりするのがコツです。子どもの年齢や成長段階に合わせて、だんだんと調理の方法や盛り付けを変えていくのが良いでしょう。
遊び心を加える
子どもが見た目で喜ぶように遊び心を加えるのもポイントです。かまぼこや伊達巻をキャラクター型に切ったり、食材でキャラクターの絵を描いたりすると、おせちの蓋を開けたとたんに子どもの目が輝くでしょう。子どもの名前をおせちの食材で描くといった工夫もできます。遊び心を持って、年に一度のおせちを楽しく仕上げるのもおすすめです。
食材を工夫する
食材によって、子どもがおせち料理を喜んでくれるかが決まります。安全でおいしい食材を使用し、子どもが好きな食材を取り入れるのがコツです。出来合いのおせちを購入する際には、無添加調理で素材そのもののおいしさを感じられるもの、また、子どものアレルギーにも配慮した食材を使用しているものを選びましょう。
親子で一緒につくる・箱詰めする
おせち料理は親子で一緒に作るのがおすすめです。自宅で調理した料理や購入した食材を一緒に箱詰めして仕上げましょう。簡単な料理でも子どもと一緒に作ることで、「自分で作った!」という達成感を与えることができます。また、一緒に箱詰めをするだけでも、おせちを作り上げる楽しみを実感させることができます。さらに、子どもの食育や思い出づくり、日本の伝統であるおせち料理を子どもたちに伝えていくこともできます。
石井食品の子ども・幼児が喜ぶ子ども用おせち
※こちらは食物アレルギー配慮おせちではありません
石井食品ではローストチキンなど、子どもが喜ぶメニューを中心とした2人前のキッズおせちを販売しています。どのような特徴があるのかご紹介します。
お子さまの好きなメニューが中心
家族や親戚を集まって食べるおせち。大人に混じって、大人と同じおせちを食べても、好みや味付けが合わず、お箸が進まない、という子どもも多いでしょう。石井食品のキッズおせちはローストチキンや伊達巻、ハンバーグ、ミートボールなど子どもが喜びそうなメニューを中心にしています。大人向けとは一味違った、バラエティー豊かなメニューなので、おせちを好まないお子さんでも安心。もちろん、おせちらしいたつくりや黒豆煮なども入っていますので、伝統的なおせちの文化を伝えながら、おせちを食べることができます。
無添加調理(※)で安心
製造過程において食品添加物を使用していないのも特徴のひとつ。子どもになるべく自然のものを食べさせたい、と願う親も多いでしょう。石井食品のおせちは、原材料や栄養成分情報についてのリーフレットも同梱されています。また、原材料に含まれる食物アレルギー物質(特定原材料及びそれに準ずるもの)も購入前にホームページから確認することができます。
※当社での製造過程においては食品添加物を使用しておりません
盛り付けキット・付録
石井食品のキッズおせちには、盛り付けキットが付属されています。子どもと一緒に、重箱にいれる盛り付けから楽しんでみてはいかがでしょうか。また、家族一緒に楽しめる食育絵本の付録もついています。
石井食品の子ども・幼児が喜ぶ家族用おせち【食物アレルギー配慮】
石井食品では、食物アレルギー対応の家族用おせちも販売しています。食物アレルギー配慮の「のぞみ」は、2~3人前の家族用おせちですが、ハンバーグなど子どもが喜ぶメニューも加え、世代を超えて家族で安心して楽しめるおせちです。
特定原材料8品目不使用の食物アレルギー配慮
卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生・くるみの8品目を使用せず、食物アレルギーを持っている子どもに配慮したおせちです。子どもだけ別の重箱にするのはさびしい、家族で安心して食べられるおせちがよい、というご家庭に人気です。
子ども・幼児が喜ぶメニューも定番のおせち料理も入った家族用
子どもが喜ぶメニューはもちろん、伝統的な定番メニューも揃った家族用おせちは、それぞれのお重ごとに、3つのこだわりのメニューがあります。三段重のため、9つのこだわりメニューについてご紹介します。
【国産牛肉のしぐれ煮】
まずは壱の重に入っているこだわりのしぐれ煮です。国産牛肉を小麦を使わずに醸造した醤油や粗糖で、こっくりと煮ています。
【北海道産ほたて照焼】
北海道産のほたては、ぷりっとした身が特徴。食べやすい照り焼き味なので、子どもも喜ぶでしょう。
【国産栗の栗きんとん】
おせちの定番メニュー、栗きんとんは、国産栗の甘露煮と、さつま芋あんのほっこりした甘みが楽しめます。甘いため、子どもはおやつのように楽しみにするかもしれません。
【大分県産ぶり照焼】
ここからは、弐の重のおすすめをご紹介します。ぶりは出世魚として縁起がよいとされています。大分県産のぶりをふっくらと照り焼きにしています。
【平田牧場三元豚の角煮】
平田牧場の豚肉は、飼料にこだわり健康に育った豚を使用しています。こっくりと柔らかく、口の中でとろけるような角煮です。
【宮崎県産若鶏の照焼ハンバーグ】
参の重のこだわりメニューをご紹介していきます。まずは、宮崎県産若鶏の照り焼きハンバーグです。柔らかな若鶏を、米粉などをつなぎとして使用し、照り焼き味に仕上げています。こちらも子どもが喜ぶメニューのひとつです。
【佐賀県産若鶏の唐揚げ】
佐賀県産若鶏は、柔らかな肉質を持つ佐賀県産若鶏を使った唐揚げは、子どもからも好評間違いなしのメニューでしょう。
【国産椎茸煮】
国産の椎茸をそのままじっくり、ふっくらと焚き上げました。まさに、国産椎茸の持つ素材のうま味を楽しめます。
子ども・幼児が喜ぶおせち料理レシピ
定番のおせちメニューは重箱の中に入っていても、それ以外にも食べられるものを作りたい、と思う方もいるでしょう。ここからは、おせち料理におすすめできるレシピをご紹介します。
【かしわ飯のオープンいなり寿司】
おせちのメニューには、ごはんがないため、物足りなさを感じる人もいます。そんな時おすすめなのが、いなり寿司。石井食品の「まぜご飯の素 有明鶏のかしわめし」を使うことで手早く簡単につくることができます。
乾燥ヒジキは水で戻して、よく水気を切っておきましょう。温かいご飯にまぜご飯の素 有明鶏のかしわめしと酢、ひじき、いりごまを混ぜ、冷まします。(まぜご飯の素は、汁ごと入れてください)
冷めたら8等分にして軽く俵型に握り、味付け油揚げに詰めて口を開き完成です。
【チキンハンバーグの手巻き寿司】
チキンハンバーグを手巻き寿司にして、おせちとはまた別の華やかさを持ったメニューを追加しましょう。具材を準備すれば、おのおのが好きなように手巻き寿司を作れるので、子どもも大喜びです。作る方も手間が省け、一石二鳥のメニューと言えるでしょう。
温かいご飯にすし酢を混ぜて冷まし、厚焼き玉子を作っておきます。石井食品のチキンハンバーグを縦4等分、スライスチーズは半分、アボカドは4等分に切ります。サーモン、マグロ、エビなどの魚介類は拍子切りし、きゅうりは斜め薄切り、いくらを適量小さな皿に入れたら具材の準備は完了です。
あとは、焼き海苔にごはんと好きな具材を乗せて、好みの組み合わせで巻きます。おせちの重箱の横に準備すると、手巻きをしながら賑やかに、おせちメニューも楽しめます。魚介類は他にも、好きなものを加えるのがおすすめです。
まとめ
子どもが喜ぶおせちについてご紹介しました。おせちも多様化して、子どもが喜ぶおせちも充実しています。食物アレルギーがあるからと、おせちを諦めていた人も、ぜひ食物アレルギー配慮、無添加調理のおせちをチェックしてみてください。子どもが喜ぶおもちゃのついたおせちであれば、お正月の家族団らんが楽しくなるかもしれません。子どもが好きな味付けやおかずが入っているキッズおせちなど、子どもと一緒におせちを選ぶところからお正月を楽しみましょう。